イルカ ウォッチングは、イルカ狩りじゃない!

0
249

バリ島北部ブレレン県のロビナ ビーチでは、ボートに観光客を乗せて、自然のイルカを観るツアー、所謂、‘イルカ ウォッチング’が観光の売りにもなっている。しかし、最近これに対し頻繁に不評が来るようになったのだ。特に、外国人観光客からだ。一体、何が起こっているのか。

これは最近、イルカの群れを観光客に見せたいがために、ボートを操る‘キャプテンが取る方法’の為だ。イルカの一群が海面上に見えると、キャプテンはボートのエンジンを全開にして、群れを追いかけていく。これでは、大変センシティブな哺乳類イルカは、怖がり、ここの海で快適に過ごすことができないだろうという事なのだ。観光客の方が、イルカの習性についての知識が高い。

“丁度、観光客から苦情が頻繁に上がった時は、海に出ていたボートの数もたまたま多かった。そして、イルカの観察のさせ方も正しいとは言えなかった。観光客らは動物好きが多く、我々が、イルカを追いかけると、逆に嫌がる。”25日、漁師グループ‘ウィサタ チャトゥール カルヤ バクティ スガラ ロビナ’の長、プトゥ ブディスタ氏は述べた。

イルカ ウォッチングのボートのキャプテンは、現在、経験の浅い若い者が多く、理解の相違から起こった行為と付け加えた。彼らは、配慮なしに、短時間でイルカを見つけ、観光客にイルカ見せた後は、すぐに海岸に帰るという方法をとっている。また、ボートの数の多さに加え、騒々しい音を出す大きなエンジンをつけているボートが増えたことも、イルカを怖がらせる原因だろう。

本来は、イルカの群れに近づいたら、驚かさないように、そこで必ずエンジンを切る。すると、イルカが自らアトラクションを見せてくれるのだと言う。騒々しい音で群れを追いかけるから、イルカたちは水面に出てくることはなく、結局、観光客はイルカにお目にかかれず、不満の声を上げるのだ。

これを受けて、ブレレン県海洋漁業局は、2017年から教育・訓練されたキャプテンにだけ、証明書を与えることになる。イルカは、大変敏感な哺乳動物であるから、イルカについての知識、イルカに近づくテクニックが必要だ。

人間の一方的な利益の追求に溺れず、バリの哲学のひとつ、‘トゥリ ヒタ カラナ(神-人間-動植物間の調和を大切にする)’に則った行動をとってほしいものである。

261116N-2

via TRIBUN-BALI

#イルカウォッチング #ロビナビーチ #厳しい批判

Leave a Reply