命がけの生きた遺体役、全ては慣習村の為

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‘チャロナラン’劇を観た事があるだろうか?悪霊たちを招き、神々の聖なる力に勝てるなら、この遺体を食べろと命じる場面がある。この生きた遺体役は、命がけで役を演じる。

13日夜、クルンクン県慣習バンジャールグタカンで、‘チャロナラン’が行われるが、その際、人間を生きたまま埋葬する場面がある。

慣習バンジャールグタカンでは、明け方から夜の聖なる儀式の為の準備が続いており、高さ11メートルの櫓が作られ、生きた人間を納める幅1.15メートル、高さ1.2メートル、長さ2メートルの棺も用意された。線香と花の香りが、バンジャール全体に満ちている。

夜8時から始まる‘チャロナラン’の準備の他、住民らは、ラトゥマスブキットジャティ・ラトゥマスダレムリンシール・ラトゥマスクルンクン・バロンケットが鎮座している、グタカン慣習村ダレム寺院に順番に祈りを捧げに訪れる。この神々は、夕方この村の墓地に運ばれる。

生きた人間を埋葬する場面は、夜の‘チャロナラン’の舞台で、夜0時に実際に執行されるのだ。埋められた人間は、そのまま放置され、住民は誰も墓地周辺にいてはならないか、或いは、墓地から最低でも200メートルは離れていなければならないのだ。

午前4時になると、踊っていたラトゥマスクルンクンは墓地に行き、生きた遺体に生気を吹き込む。

“ジェロアジタパカン(写真)氏は、第11回目になる今回のチャロナランが、私が生きた遺体役になる最後となると言っている。既に了承を得るための拇印を押した書類も作成した。”と、マデスチャナ氏。

シンガラジャに暮らすジェロアジタパカン氏の家族も、グタカン村に帰省してこのプロセスを見守っている。

“心身ともに、役目を果たす準備ができている。私の準備は、全てが問題なく安全につつがなく遂行されるようにとバンジャールの祠とグタカン村ダレム寺院に祈りを捧げるだけだ。”とジェロ氏。

この‘チャロナラン’を実際に観たいと言う遠くからの住民も、多く詰め掛けている。

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via TRIBUN-BALI

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